第7回 遠近両用のコンタクトレンズと瞳孔径の変化

年を取ってくると近くが見えなくなってくる・・・これを老視と呼びます。

老視の矯正器具には主に3つあります。

 

老眼鏡

遠近両用眼鏡

遠近両用コンタクトレンズ

この中で遠近両用コンタクトレンズは「全てがはっきり見えるわけではない」などと説明され、長く続けて使用されている方はトライした方の約60%ぐらいしかいないと言われています。つまり40%程の方は遠近両用コンタクトがうまくいかず、あきらめて他の矯正手段を用いているわけです。

この大きな理由として、瞳孔径の変化があります。

近年の研究により、加齢とともに瞳孔径が小さくなること、また、屈折度数によって瞳孔径が異なる(遠視の人は瞳孔径が小さく、近視の人は瞳孔径が大きい)ことがわかってきました。

加齢と瞳孔径 加齢屈折度数と瞳孔径

一般に遠近両用のコンタクトレンズ一枚のレンズに複数の度数が同心円状に組み込まれています。中心に手元用の度数、その周辺部に中間度数、そのさらに周辺部に遠く用の度数という感じです。

multifocal

つまり、瞳孔径と度数の入っているエリアのサイズが合えば問題ないのですが、サイズが合わないと見え方がおかしくなるわけです。

この瞳孔径の変化に注目して新しく開発されたレンズが、「ワンデーアキュビューモイストマルチフォーカル (ジョンソン&ジョンソン)」です。詳しくはお知らせのコーナーを参照してください。https://www.kyoubashiganka.com/blog/?p=94&preview=true

今まで遠近両用のコンタクトレンズを試してみたけど、うまく合わなかったという方、もう一度トライしてみても良いかもしれません。

図はjohnson&johnsonのホームページより引用させていただいております

  • このエントリーをはてなブックマークに追加