化膿性結膜炎(よくある目の病気 18)

シリーズ「よくある目の病気」

今回は化膿性結膜炎(かのうせい けつまくえん)です。

【症例】

 化膿性結膜炎

淋菌による化膿性結膜炎(成人)。

眼科診察プラクティスより抜粋。

【症状】

眼脂(めやに)が黄色っぽく、膿(うみ)のような感じ(膿性)で、多量に出るのが特徴です。

瞼結膜(まぶたの裏側の結膜)は、強い充血浮腫を示します。

ひどい場合には、細菌性角膜潰瘍(さいきんせい かくまくかいよう)ができ強い眼痛が出ます。最悪の場合は眼内炎に至る場合もあります。

まれですが、菌血症(きんけっしょう)髄膜炎(ずいまくえん)などの全身の病気に至る場合もあります。

 

 

【原因】

細菌感染によって起こる結膜炎です。代表的な原因菌は淋菌です。

その他に原因となる細菌には、髄膜炎菌、ブドウ球菌、クラミジアなどがあります。

 

 

【治療】

炎症の原因となっている菌の特定をおこない、それらの菌に有効な抗生物質の点眼薬、軟膏を使用します。

起炎菌(原因となる菌)が不明の場合は、抗菌スペクトルの広い抗生剤を使用します。

淋菌による結膜炎は泌尿生殖器感染から伝播(でんぱ ※うつる)しておこるため、必ず本人ならびにパートナーについてこれらの疾患の有無の検査が必要となります。

新生児の場合は、母親の検査、治療が必要になります。

 

(監修  京橋クリニック院長  佐々原 学)

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