第12回 疲れ目の知られざる裏側

今回は疲れ目(眼精疲労)のお話です。

当院は京橋という土地柄もあり、デスクワークによる疲れ目の症状を訴える方が多く来院されます。話をお伺いしますと、通勤時にはスマホ、仕事ではパソコンを使い、帰宅後もパソコン、寝る前にまたスマホを使うというように、一日の大部分は手元を見ているという方も珍しくありません。

疲れ目の症状としては、一般的に「眼の疲れ」「頭痛や首・肩コリ」「眼の奥が重い」「こめかみが痛い」といった症状があります。ここでさらに詳しくお話をお伺いしますと、「手元を見ると集中力が続かない」「手元を見るとイライラする」「行の読み間違いが多い」といった症状を、先程の症状に合わせて訴える方がおられます。

後者のような症状を訴える方は、デスクワーク等で眼を使い過ぎて単純に疲労している以外に、片目を隠すと隠したほうの眼の視線がずれる(斜位)、左右の目に映った像をひとつにまとめて見る働き(融像)の幅が狭い、寄り目(輻輳)が苦手なために近くのものを長時間見るのが困難、などの原因をお持ちの場合があるのです。

このように斜位の程度や融像幅(両眼視機能)、輻輳の能力は十人十色で、眼科で詳しい検査を行うことで初めてわかります。

手元を見ることが苦手な方は、特殊なプリズム眼鏡を装用すると近見作業が楽に行えることがあります。また、度数が合っていない(強すぎる)コンタクトレンズや眼鏡を装用している方は、作業の目的に合わせ度数を適正にすることで疲れ目の負担を軽減できることもあります。

当院にはこのような特殊な検査に詳しい視能訓練士がおりますので、

疲れ目が気になっておられる方は、一度詳しい検査を受けられることをおススメ致します。

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